在宅ワークと私。夫との働き方の違いから見えたこと
堀 千加枝
朝、パソコンを開いて仕事を始めたはずなのに、気づけばスマートフォンを見ている。お腹が空いてお菓子を探したり、洗濯物が気になったり、誰とも話さない時間が続いて寂しくなったり……。
「在宅ワークなら、自分のペースで働けてラクそう」
そんなふうに思ったことはありませんか?
私も、身近で働く夫の姿を見て、在宅ワークに憧れました。
リモートワークが増えた頃から、在宅で仕事を始めた夫。好きな時間に休憩し、コーヒーを飲んだり動画を観たりする姿は、とても自由に見えました。
「こんな働き方ができたらいいな」と思い、私も在宅ワークを始めることに。
ところが、実際に一人で仕事をしてみると、思っていたようにはいきません。
気が散ったり、誰かと話したくなったり……。
同じ在宅ワークでも、働き方によってこんなに違うのかと驚きました。
そして、自由に見える働き方の中にも、続けるための工夫があることに気づいたのです。
自由な時間を、自分でコントロールできる人
在宅ワークを始めたばかりの頃、仕事中にお腹が空いて、クッキーが食べたくなりました。
「仕事をしながら好きなものを食べられるって、いいよね〜」
そう考えているうちにクッキーを焼き始め、気づけば、その日はほとんど仕事をせずに終わっていました。
一方、自由に過ごしているように見えた夫には、休憩する時間がきちんと決まっていました。
自由に見えて、実は仕事と休憩を自分で管理していたのです。
在宅ワークでは、自由な時間を自分でコントロールすることが大切です。
一人での仕事でも、必要なコミュニケーションを取れる人
一人での作業が続くと、誰かと話したくなり、カフェに入り浸ることもありました。
そんな中、ときどき聞こえてくる話し声。
「誰か来ているのかな?」と思っていたのですが、リモートワーク中のオンラインミーティングでした。
仕事の打ち合わせやすり合わせも、必要なときには直接話す。
在宅ワークは一人で働くスタイルですが、誰とも関わらないわけではありません。
必要な場面で、自分からコミュニケーションを取る姿勢も大切です。
仕事とプライベートを切り替えられる人
ある日は、仕事中に仕事関連のネット記事を読んでいました。
ところが、いつの間にか別の記事まで読み始め、気づけば予定していた時間を過ぎています。
その分を取り返そうと、結局その日は夜遅くまで仕事をすることになりました。
一方、夫には仕事が終わると仕事着から部屋着に着替える習慣がありました。
何気ない習慣ですが、これが仕事とプライベートを切り替えるスイッチになっていたのでしょう。
在宅ワークでは、仕事もプライベートも同じ場所で過ごします。だからこそ、自分なりの境界をつくり、気持ちを切り替えることが大切です。
まとめ
「自由でいいな」と思って始めた在宅ワークでしたが、実際には、時間を自由に使いすぎたり、一人でいることに寂しさを感じたりと、思うようにはいきませんでした。
一方で、自由に見えていた働き方の中には、時間を管理する、必要なときに人とつながる、仕事とプライベートを切り替えるといったルールがありました。
在宅ワークに向いているかどうかは、特別なスキルだけで決まるものではありません。
まずは自分の働き方を振り返ってみましょう。そこから、在宅ワークが自分に合うか、自分らしい働き方を見つけるヒントが見えてくるかもしれません。